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布団の中の備忘録

真夜中に思った事や体験した事を書き連ねる場所 ご連絡はこちらまで:echo0◆hotmail.co.jp  (◆を@に変換してください)

真夜中読書灯 『うつヌケ』

こんばんは。

今日は晴れていて澄んだ夜の空ですね。

こんな夜は淡い白熱灯でゆっくりと本を読みたくなります。

 

 

なので、今日から布団に潜り込んで読んでいる本を少しずつ紹介していきたいと思います。

主に電子書籍で読んでいるものの紹介ですが、気になったら是非とも探してみてくださいね。

 

 今宵の本:うつヌケ ~うつトンネルを抜けた人たち~

 

田中圭一さんという漫画家さんが実際の体験談を元に描いた『うつ病脱出』と、色々な方の『うつからの脱出』をインタビュー形式で赤裸々に語ったコミックです。

noteという場所で有料連載をしていたそうですが、私が知った時は最終回で無料で見ることが出来ました。

丁度これを見たのが精神的にやられていた時でもあり、同じ作者さんのコミック「Gのサムライ」を見て興味を持ったので発売を楽しみにしていました。

(こちらはお下劣おバカ漫画ですが、大変面白いので興味がありましたら是非探してみてください)

 

で、感想ですが「本当に、見て良かった」。

うつ状態ではないと思うのですが、精神的につらい時に丁度読んでいたのでこの本のおかげで気持ちが少し落ち着いたり小さな前向きさを与えてくれました。

後、改めてうつを「色々な事や環境によって引き金は無数にあり、誰でもなる可能性がある病気」と感じました。

 

本書にも書かれていますが「描かれている内容は個人の経験に基づいた感触、感想で治療法ではありません」との事で、治ったきっかけも千差万別でなるほどな、と感心した場面も多くありました。

 

 皆さん色々な悩みを抱え、限界に達した時の行動や思考がかなり具体的に描かれていて中には形は違えど「ああ…自分にも覚えがある」と、他人の話なのにまるで自分を見ているような悲しさも感じたりしました。

 

でもこの本を読んで「こういう事に困っているのは自分だけじゃないんだ」と安心を得る事も出来ました。

色々悩みや体験談を見るのはきっと自分と同じ人を見て「一人じゃない」事を認識できる事で不安が和らいだり、新しい突破口を見つけることが出来るかもしれないから最近よく思います。

 

こんな事も出来ないで…周りはもっと頑張ってる…とか比べちゃうからどんどんと不安になり、苦痛になり、やがて精神まで…と色々考えてしまいますが、本当につらいなら逃げても大丈夫、またやり直しができるとだと、立ち向かう事だけではなく逃げる事も生きる上では大切な事なのだと教えてくれました。

治療法ではないけど、うつで困っている人たちに優しく寄り添ってくれる、そんな本だと感じます。

 

私も今思えばあの時はうつだったのかな、とぼんやりと記憶をたどる時もありますが、できるだけ穏やかに生きていきたいと改めて思いました。

それを気づかせてくれたこの本に最大の敬意を。

 

 

余談ですが、かなり前に仕事で作者様とお会いした事がありまして、私はその時はまだ知らなかったのですが、上司がファンで名刺の裏にサインを頂いていたのを覚えています。

その時の上司の嬉しそうな顔を見て「この人の作品は人を喜ばせる力をもっているんだな」とぼんやりと思ったのですが、私が実際に手に取るとは思っていなかったのでなんとも巡りあわせとは面白いものだとしみじみと感じております。

そう考えると今までの人生も悪い事ばかりじゃない気がして少し元気になれますね。

 

つたない感想文でしたがここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

それでは、おやすみなさい。

良い夢を。